困難な地域、特に少数民族が住む国境地帯の辺鄙な村々で働く教師にとって、いかにして生徒たちに定期的に授業に出席してもらうかは常に懸念事項である。
ここの住民のほとんどは、子供たちの教育にあまり関心がありません。なぜなら彼らにとって「食べるのに十分なお金を稼ぐことさえ難しいのに、ましてや読み書きを学ぶことなどできない」からです。幼い頃から畑仕事をしてきた子供たちは、先生や友達に会うために学校に行くのを避けることがよくあります。そのため、新学期になると、教師が村へ行って生徒を「逮捕」するという話は、教師たちにとってお馴染みのものとなっています。
クアンチ省の山岳地帯にあるフオンホア地区とダクロン地区では、ヴァンキエウ族やパコ族の少数民族の生徒が多い学校の教師は、新学期になると、生徒たちを授業に「迎えに」行くために村に行かなければならない。
午後3時30分、教室の掃除を終えたア・ンゴ中学校(クアンチ県フオンホア郡)6A2クラスの担任、ホアン・ズオン・ホア先生は、古いバイクで村へと向かった。12kmの山道を走り、ホア先生はラ・レイ村の小さな家を見つけた。そこには、4日間も学校に来なかった生徒、ンゴンが住んでいた。
調査の結果、ホアさんはゴンさんの家族が非常に貧しく、通学用の自転車も持っていないため、学校に通えないことを知りました。彼の気持ちを理解したホアさんは、ゴンさんに同じ村の年長者に自転車を頼んで通学できるように伝え、通学の便宜を図るため、学校近くの親戚の家に預けてもらえるようゴンさんの父親と相談しました。また、教師たちが贈り物を手配する際には、ゴンさんを優先的に扱うことを約束しました。
ホア先生の旅は実り多きものでした。翌日、ンゴンさんは新学期のリハーサルのために学校に来ましたが、それでもクラスメイトより遅れていました。村へ生徒たちを「追いかける」日々はこれからも続くでしょうが、クラス全員が揃った姿を見る喜びは、ホア先生にとって更なる努力の原動力となるでしょう。
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出典: https://laodong.vn/emagazine/gui-hy-vong-tren-lung-nang-buoc-em-den-truong-1386907.ldo
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