選手としてもコーチとしてもヨーロッパで豊富な経験を持つキューウェルは、 ハノイFCのプレースタイルに新たな息吹を吹き込むとともに、Vリーグだけでなくヨーロッパのサッカー界でもチームの地位を確固たるものにすることが期待されている。
1978年生まれのハリー・キューウェルは、ベトナムのサッカーファンにはお馴染みの顔です。オーストラリア代表では56試合に出場し、17ゴールを記録し、2006年と2010年のワールドカップに2度出場しました。クラブレベルでは、リーズ・ユナイテッドで輝かしいスター選手として活躍した後、リバプールに移籍し、2004/2005シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ、2005/2006シーズンにFAカップを制覇しました。
36歳で引退後、キューウェルはすぐに指導者へと転身しました。イングランドではクローリー・タウン、ノッツ・カウンティ、オールダム・アスレティック、バーネットと渡り歩き、厳しいサッカー環境で貴重な経験を積みました。2022年にはセルティック(スコットランド)でアンジェ・ポステコグルー監督のアシスタントコーチに就任し、2024年初頭には横浜F・マリノスを率いました。キューウェルの指揮の下、マリノスは2023/2024シーズンのAFCチャンピオンズリーグで準優勝を果たし、彼の成熟した指導力を証明する偉業となりました。
20年以上にわたりVリーグを席巻してきたハノイFCにとって、キューウェルを「ホットシート」に招聘することは、プロとしての契約であるだけでなく、長期的なビジョン、すなわち国内の枠を超えた展開の宣言でもある。かつてプレミアリーグを席巻し、ワールドカップにも出場し、今やハング・デーに出場するキューウェル。これは、ハノイFCの魅力と発展への強い意欲を証明している。
コーチ陣の交代に伴い、直近3試合を率いてきた安達勇介氏がテクニカルディレクターに復帰します。この日本人専門家は、引き続きトップチームとユースチームの育成戦略の継続性を確保し、プロフェッショナルとしての指導を担います。
ハリー・キューウェルとの契約は、人事面での転換点となるだけでなく、ベトナムサッカーの象徴から、地域的に名声のあるプロクラブのモデルへと向かう、ハノイFCにとって新たな章の幕開けとなる。
出典: https://znews.vn/harry-kewell-lam-hlv-clb-ha-noi-post1590630.html
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