この決定は、各国の国営テレビチャンネルで同時に発表された共同声明の中で発表された。しかし、ECOWASは、グループからの脱退に関する正式な通知はまだ受け取っていないと述べた。
マリ、ブルキナファソ、チャド、ギニア、ニジェールを除く西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)加盟国の国防長官らは、2023年8月17日(木)、ガーナのアクラで臨時会合を開き、ニジェール情勢について協議した。写真:AP
EUはこれまで、3カ国の軍事政権を承認しないと述べており、マリ、ブルキナファソ、ギニアでの軍による政権掌握やギニアビサウでのクーデター未遂を受けて、今後はクーデターを容認しないと誓っている。
クーデター以来、制裁、交渉、軍事介入の脅しにもかかわらず、軍の指導者たちは憲法に基づく統治への復帰の明確なスケジュールを示すことができていない。
むしろ、EUに対して強硬な姿勢を取り、EUが外部勢力の影響下にあると非難している。3カ国ともフランスとの軍事関係やその他の関係を断絶し、安全保障支援をロシアに求めている。
サヘル3カ国がアルカイダやイスラム国(IS)と関係のある反乱の抑制に苦戦する中、軍指導者らは選挙実施前に治安を回復したいと主張している。
「49年が経ち、ブルキナファソ、マリ、ニジェールの勇敢な国民は、この組織(ECOWAS)が創設者の理想と汎アフリカ主義の精神から遠ざかってしまったことを残念に思い、深く失望している」とニジェール政府報道官のアマドゥ・アブドラマネ大佐は声明で述べた。
「特に、国連はテロや不安定な情勢との闘いにおいて各国を支援していない」とアブドラマネ氏は付け加えた。
EUの条約では、離脱を希望する加盟国は1年前までに書面で通知しなければならないと定められている。3カ国がこれに応じるかどうかは依然として不明である。条約では、3カ国は1年間の離脱期間中、条約の条項を遵守し続けなければならないとされている。
マイ・ヴァン(ロイター、AP通信による)
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