元DFのギャリー・ネビルは、4月7日の第32節リバプールとの2-2の引き分けにおいて、ボールのない状況ではマンチェスター・ユナイテッドがプレミアリーグで最悪のクラブだと批判した。
「マンチェスター・ユナイテッドのプレースタイルはクレイジーだ。ピッチ上で見られるプレーの中には、小学生レベルにも及ばないものがある」と、ネビル監督はオールド・トラッフォードでの試合後にコメントした。「彼らの守備陣形は、かつては堅固だったのに、突如として中盤全体が空っぽになってしまう。選手たちは互いに連携することなく、独断でプレッシャーをかけてくる。スローインの時はボールの前に選手が立っているのに、ボールはバック4の背後に投げ込まれるんだ」
2-2の引き分けとなったものの、マンチェスター・ユナイテッドはリバプールに圧倒されてしまった。ホームチームのボールポゼッションはわずか37%で、シュート9本のうち枠内シュートは5本だった。一方、リバプールは28本と7本だった。その差は前半に顕著で、リバプールは15本のシュートのうち枠内シュートは4本だったのに対し、マンチェスター・ユナイテッドはゼロだった。プレミアリーグでこのような状況に陥ったのは、2022年4月のリバプール戦以来、そしてピッチ上では2015年以来のことだった。
4月7日、オールド・トラッフォードで行われたプレミアリーグ第32節、マンチェスター・ユナイテッド対リバプールの試合で、ストライカーのルイス・ディアスがディエゴ・ダロトのタックルを受けた。写真:ロイター
今シーズン、リバプールはプレミアリーグでマンチェスター・ユナイテッドと2度対戦し、合計62本のシュートを放った。アンフィールドで34本、オールド・トラッフォードで28本だ。これは、2003-04シーズン以来、同一チームが同一対戦相手に対して2試合で放ったシュート数としては最多記録だ。
「サッカーで最も簡単な部分、つまり目に見える部分全てにおいて、マンチェスター・ユナイテッドはひどい出来だった」とネビル監督は続けた。「あんなパフォーマンスを指導するのは無理だ。マンチェスター・ユナイテッドは個人のプレー、運、ゴールキーパーやディフェンダーのセーブに頼っている。リバプール戦で彼らが見せたのはまさにそれだ。努力が足りなかったとは思わない。情熱が欠けていたわけでもない。ただ、パフォーマンスが悪かっただけだ」
ネヴィル氏によると、シーズン終盤の試合は、新監督ジム・ラトクリフの下でテン・ハーグにとって勝ち点を稼ぐ絶好の機会であり、オランダ人指揮官は早急にスタイル、システム、そして標準的なプレースタイルを確立する必要があるという。元イングランド代表MFは、マンチェスター・ユナイテッドには、ブレントフォード、リヴァプールとの引き分け、そしてチェルシーとの敗戦という直近3試合で見られた、脆弱な組織、守備のミス、そして多くの隙といった悪癖があると指摘し、このようなパフォーマンスは監督解任の要因になると強調した。
「リーグでマンチェスター・ユナイテッドほどボールを持っていない時のプレーがひどいチームはない」とネビル監督は続けた。「だからこそマンチェスター・ユナイテッドはあれほど多くのシュートを許している。これはもう止めなければならない。マンチェスター・ユナイテッドにとって奇妙な一週間だった。彼らは奇妙なクラブだ。楽しい時もあれば、エキサイティングな時もあるが、とにかくクレイジーだ」
シュロボスライに脅かされるマンチェスター・ユナイテッドの守備陣。写真: PA
試合後、テン・ハグはマンチェスター・ユナイテッドのパフォーマンスを誇りに思うと述べたが、これは同チームの元選手、ロイ・キーンを激怒させた。「試合後、テン・ハグが少し酒を飲んでいたのは明らかだった」とアイルランド出身のキーンは皮肉を込めて言った。「アルコール度数は知らないが、テン・ハグは本当に楽観的で、その点を尊敬している。テン・ハグは私が今まで見ていなかった何かを見抜いていた。マンチェスター・ユナイテッドは中規模クラブ、あるいは小規模クラブのようにプレーしていて、どんなプレーをするのか全く予想がつかない」
一方、ジェイミー・キャラガーは、リバプールが勝ち点3を獲得できなかったのは自業自得だと述べた。「彼らは重要な場面で決定力に欠けていた」と元イングランド代表DFはコメントした。「リバプールはもっと早く試合を終わらせるべきだった。リバプールは確かに勝ち点2を失った」
ジェイミー・レドナップ監督も自身の見解を共有し、試合後のリバプール選手たちの表情に浮かんだ失望を指摘した。「マンチェスター・ユナイテッドは勝ち点1で満足するだろう。リバプールは前半終了時点で3-0とリードしていたはずだ。彼らは多くのチャンスを作り、試合を支配していた」とレドナップ監督は語った。「リバプールは試合をコントロールできていただけに、怒っているだろう」
ホン・デュイ
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