今日6月25日、ギリシャでは新しい議会を選ぶため、1か月以内に2度目の投票が行われる。この選挙ではキリアコス・ミツォタキス元首相の保守派が勝利すると予想されている。
キリアコス・ミツォタキス元首相は有権者の過半数の支持を得ると予想される。 |
6月25日の選挙は、6月14日にギリシャ南部の沖合で移民船が座礁し、数百人が死亡したとみられる近年最悪の惨事の一つが、移民問題をめぐる分裂を浮き彫りにしたのを受けて行われる。
ミツォタキス氏率いる新民主党は、2015年から2019年までギリシャを政権に就いた左派の急進左派連合(SYRIZA)に20ポイント以上の差をつけて5月21日の総選挙で勝利した。
しかし、保守党は連立政権を組まないで政権を運営するために必要な多数派をまだ欠いており、異なるルールの下で2回目の投票が行われることになり、勝利した政党は300議席の議会で容易に過半数を獲得することになる。
憲法の規定に従い、2019年から首相を務めてきたミツォタキス氏は、先月の投票で決着がつかず、暫定首相の選任を決定し辞任した。ここ数日の世論調査では、新民主党の支持率が40%を超え、アレクシス・チプラス率いる急進左派連合(SYRIZA)の支持率は約20%となっている。
投票所はギリシャ全土で午前7時(GMT午前4時)に開設され、12時間後に閉鎖された。結果はGMT午後5時ごろに発表される見込みだ。
ギリシャが選挙の準備を進める中、この船の事故は生活費の危機など他の問題に影を落とし、また2月に起きた深刻な鉄道事故はギリシャの公共交通機関の欠陥を露呈させた。
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