米国当局は、政府が債務不履行に陥った場合、 景気後退の可能性が出てくると警告している。(出典:Kitco) |
ジョー・バイデン大統領は現在、日本の広島で開催される主要7カ国(G7)首脳会議に出席している。
同日、カマラ・ハリス米副大統領とラエル・ブレイナード米大統領経済顧問は、米国政府が債務不履行に陥るシナリオが現実のものとなった場合、世界最大の経済大国は景気後退に陥るだろうと述べた。
この警告は、民主党を支持する社会活動家のための会議で米国副大統領によって発せられた。彼女は活動家に対し、2ヶ月以内に起こりうる米国政府の債務不履行の可能性に反対する姿勢を表明するため、議員との接触を増やすよう呼びかけた。
ホワイトハウスの交渉担当者と共和党議員らは、現在31兆4000億ドルの債務上限引き上げに向けた取り組みで合意点を見出すため連邦議会で会合を開き、5月19日(現地時間)に再度会合する予定だとホワイトハウス当局者が明らかにした。
一方、ホワイトハウス国家経済会議のブレイナード委員長は、ジョー・バイデン大統領の交渉団は、米国民の医療へのアクセスを困難にしたり、貧困に陥れたりする共和党の提案には同意しないよう指示されていると述べた。
ブレイナード氏は、交渉における政権の目標は、超党派による妥当な予算合意に達することだと強調した。
米国の債務上限問題をめぐっては、民主党と共和党の議員の間で深刻な対立が続いている。バイデン氏は債務不履行リスクを回避するため、債務上限引き上げ法案を議会が速やかに可決するよう求めたが、共和党議員は法案可決の条件として政府支出の大幅な削減を提案した。
懸念されるのは、米国財務省が6月1日に債務上限に達し、債務返済を含む政府支出の大幅削減につながると予測していることから、双方に交渉に残された時間があまりないことだ。
厳密に言えば、米国の債務上限は2023年1月に31兆4000億ドルに達した。その後、米国財務省は連邦政府が政府運営費の支払いを継続できるよう「特別措置」を講じなければならなかった。
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