欧州連合(EU)は、先週末シンガポールで開催されたアジア有数の安全保障フォーラム、シャングリラ対話に出席するため、高官代表団を派遣した。
6月3日、シンガポールで開催されたシャングリラ対話に出席したEU外務・安全保障政策上級代表ジョセップ・ボレル氏(右端)。(出典:ロイター) |
この重要な会議の機会を利用して、欧州の防衛当局は、中国に対する懸念が広がる中、インド太平洋地域における安全保障への取り組みを強化するというビジョンを概説した。
シャングリラ対話で演説したEUのジョセップ・ボレル外務政策上級代表は、「欧州とアジアは互いの安全保障に『直接の利益』を持っている。この地域における対立を回避するために、我々は協力しなければならない。グローバル化した世界において、非現実的なことは何一つない」と述べた。
ボレル氏は、EUは安定維持のため、地域諸国との連携を一層強化していくと述べた。
ボレル氏は演説で、EUはこれまで安全保障問題に対して柔軟な姿勢を保ってきたものの、同地域の平和維持のためにさらなる努力をしていくと強調した。
シャングリラ対話訪問中、EU上級代表は中国の李尚福国防相とも会談した。
EU外交官は会談を「建設的」なものと評し、同盟国として信頼と国際法の尊重に基づくEUと中国の関係発展を継続したいとツイッターに投稿した。
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