ナムさんは2016年に環境科学の学位を取得した後、ホーチミン市の印刷会社で社員として働きました。2年以上勤務した後、安定した仕事を辞め、薬学の道に進むことを決意しました。
方向転換の理由を振り返り、ナム氏はこう語った。「仕事を通じて、健康分野に関する多くの文献を調べたり、参照したりする機会がありました。次第に薬や薬草に特別な興味を持つようになりました。偶然にも、当時、中学時代からの親友が薬学を学びたいと希望していました。長い間慎重に検討した結果、二人で一緒に応募することにしました。」
レ・ミン・ナムさん(左)は30歳で卒業生代表になった。
二人の親友は、新たな旅路で多くの興味深い経験を共にするだろうと思われていましたが、入学手続き中に、ナムの友人が残念ながら亡くなってしまいました。共に薬剤師になるという約束は果たされず、ナムだけが一人で歩み続けました。それ以来、彼は自分自身と友人のために努力することを決意しました。
大学1年生の終わりに、ナムさんは進学計画を立て、授業に登録し、具体的な時間割を組んだ。「1年目は、学校での勉強と並行して、副収入を得るために外で仕事をしていました。2年目になると、進学準備でカリキュラムが厳しくなり、勉強に集中するようになりました。当時は、困難は避けられませんでした」とナムさんは語る。
卒業生代表になるための勉強法をシェアしてくれたナムさんは、笑顔でこう言った。「実は、特別な秘訣はないんです。授業中は先生の講義に集中して聞き、分からないことがあればすぐに手を挙げて質問するようにしています。質問を長く考えすぎないようにしています。家に帰ったら、資料を調べたり、他の趣味を見つけて楽しんだりしています。」
ナムさんの卒業論文「ホーチミン市4区における消費者の市販薬購入決定に影響を与える要因の調査」は9.5点を獲得し、講師から高い評価を受けました。この結果を得るには、英語で論文を書くというこの若者にとって、試行錯誤の末の努力と、少々無謀な試みの積み重ねが必要だったと言えるでしょう。
この特別な卒業生代表について、グエン・タット・タン大学薬学部医薬品経営学科長で薬剤師のゴ・ゴック・アン・トゥー氏は次のように述べました。「ナムさんは他の学生よりも遅く勉強を始めましたが、学業成績は抜群で、多くの人にとって模範となる輝かしい存在です。粘り強さと進歩的な思考力、そして独学で知識を習得する能力に優れています。これらの資質は、ナムさんの今後の成長にとって貴重な財産となるでしょう。ナムさんが、自ら選んだ分野で常に輝かしい存在であり続けてくれることを願っています。」
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