神舟17号宇宙船と3人の宇宙飛行士は、中国北西部の酒泉衛星発射センターから長征2号Fロケットで打ち上げられた。6ヶ月間のミッションを率いるのは、2021年に天宮宇宙ステーションに旅した元空軍パイロットの唐紅波氏(48歳)だ。
宇宙飛行士の唐紅波、唐勝潔、江新林は10月26日、中国甘粛省酒泉衛星発射センターで宇宙船に搭乗する前に手を振っている。写真:チャイナデイリー
唐紅波氏の天宮宇宙ステーションへの帰還は、中国宇宙飛行士による2回の宇宙飛行ミッション間の最短期間としても新たな記録を樹立し、今後数年間で中国宇宙飛行士の交代率がより加速することを示唆している。
2010年に中国の第2期宇宙飛行士となった唐紅波さんは、2021年に初の宇宙飛行に選ばれるまで10年以上待たなければならなかった。
一方、神舟17号の宇宙飛行士のうち、残りの2人は中国の最新世代の宇宙飛行士です。唐勝傑さん(33歳)と江欣林さん(35歳)は、どちらも宇宙飛行が初めてです。2020年9月に中国の第3期宇宙飛行士グループに加わりました。
中国は現在、生物学、物理学、化学から生物医学工学、天文学まで幅広い分野で博士号を取得した候補者を求め、第4期宇宙飛行士の選考プロセスを開始している。
第1グループと第2グループの宇宙飛行士は、1995年に20歳で人民解放軍に入隊した唐紅波氏のような元空軍パイロットである。
神舟17号宇宙船打ち上げの瞬間。写真:チャイナデイリー
天宮宇宙ステーションは、数十年にわたり国際宇宙ステーションの建設によって脇に追いやられてきた中国の宇宙開発への自信の高まりを象徴する存在となっている。米国法は、中国がNASAと直接的、間接的に協力することを禁じている。
2022年末に完成予定の天宮は、最大高度450キロメートルの軌道に最大3名の宇宙飛行士を収容でき、15年以上の運用寿命を持つ。神舟17号の宇宙飛行士は、5月下旬に天宮に到着した神舟16号の乗組員の後任となる。
神舟17号は、2003年10月に中国人として初めて宇宙飛行を行った楊利偉氏の単独宇宙飛行以来、中国にとって12回目の有人ミッションとなる。
ホアン・ハイ(新華社、チャイナデイリー、ロイター通信による)
[広告2]
ソース
コメント (0)