USGSによると、海底で発見された残骸は、タイタニック号の残骸近くで行方不明になっていたタイタン潜水艇が「壊滅的な」ストレスを受けたことを示唆している。

ボストンで記者団に対し、米沿岸警備隊第1管区司令官のジョン・モーガー少将は、「この決定を受け、直ちに(タイタン潜水艇の犠牲者の)ご遺族にご連絡いたしました。米沿岸警備隊および統合司令部全体を代表し、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます」と述べた。

左から右へ:タイタン潜水艇の犠牲者、ハミッシュ・ハーディング氏、シャーザダ・ダウード氏、スレイマン・ダウード氏、ポール=アンリ・ナルジョレット氏、ストックトン・ラッシュ氏。写真:CNN

一方、潜水艇タイタンを所有するオーシャンゲート社は、声明を発表し、「ストックトンラッシュ社のCEOであるシャーザダ・ダウド氏と、その息子であるスレイマン・ダウド氏、ハミッシュ・ハーディング氏、ポール・アンリ・ナルジョレット氏は、残念ながら全員亡くなったと確信しています。私たちは(犠牲者の)死を深く悲しんでいます」と確認した。

また、6月22日、英国のジェームズ・クレバリー外相は、英国政府がタイタン号の犠牲者の家族を支援すると発表し、深い哀悼の意を表した。

クレバリー氏はツイッターで、「タイタン潜水艇に乗っていた英国人3名を含む乗組員が亡くなったという悲しい知らせです…英国政府は犠牲者の家族を支援するとともに、心からお悔やみ申し上げます」と投稿した。

海洋探査サービスの運営と提供を専門とする民間企業オーシャンゲートが所有するタイタン潜水艇は、6月18日にタイタニック号の残骸を見に行くため5人の犠牲者を海底まで運んでからほぼ2時間後に連絡が途絶えた。

VNA