今週、ヨルダン川西岸地区ではパレスチナ人、イスラエル軍、ユダヤ人入植者による暴力事件が相次いで発生している。
イスラエルとパレスチナ間の緊張はエスカレートする兆候を見せている。(出典:alquds.com) |
ジェイク・サリバン米国家安全保障問題担当大統領補佐官は、イスラエルのツァヒ・ハネグビ大統領補佐官との電話会談で、暴力行為が激化する兆候が見られることを受け、イスラエルとパレスチナ間の平和回復に向け、すべての関係者にさらなる措置を取るよう促した。
ホワイトハウスが6月23日に発表したところによると、電話会談でサリバン氏は「6月20日にハマスが起こしたテロ攻撃についてイスラエル国民に心からの哀悼の意を表し、最近の過激派入植者によるパレスチナ民間人への攻撃について深い懸念を表明した」という。
今週、ヨルダン川西岸地区ではパレスチナ人、イスラエル軍、ユダヤ人入植者による数年ぶりの最悪の暴力事件が起きた。
具体的には、パレスチナメディアは6月22日夜、ヨルダン川西岸のジャルド村付近の地域でイスラエル人入植者とパレスチナ人の間で衝突があったと報じた。
インターネット上に拡散されている動画には、ユダヤ人入植者とパレスチナ人が互いに石を投げ合い、エリ入植地からそう遠くないシロ入植地の隣の村の近くで数件の大規模な火災が発生する様子が映っている。
6月20日にエリ入植地が攻撃されイスラエル人4人が死亡して以来、近隣の村々ではユダヤ人入植者とパレスチナ人の間で衝突が続いており、暴力行為が激化している。
関連する別の動きとして、イスラエルのメディアは6月22日、ウリフのモスクの防犯ビデオ映像を公開した。映像には、6月21日に入植者がパレスチナの町を襲撃した際、覆面をした容疑者がイスラム教のコーランを引き裂いている様子が映っていた。
動画では、男がコーランのページを引き裂き、同じように頭や顔をスカーフで覆った大勢の人々の目の前で地面に投げつけている様子が映っている。
ウリフでは、6月20日にガソリンスタンドで銃撃事件を起こし、イスラエル人4人を殺害したパレスチナ人武装勢力2人が居住していた。入植者たちはパレスチナ人への報復として町を襲撃し、両者の間で緊張した衝突が生じた。
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