亡くなった日本人少女ナット・リンさんの両親は、「ベトナムと日本の架け橋になりたい」という娘の願いを継承し、福島にベトナム料理店を開いた。
6月19日、レ・ティ・ナット・リンちゃんの両親が、福島県二本松市岳温泉に古い旅館を改装したベトナム料理店をオープンした。
2017年、千葉県で当時9歳だった小学3年生のニャット・リンさんは、渋谷康正容疑者(52)に殺害された。リンさんは以前、親族らに「ベトナムと日本の架け橋になりたい」という夢を語っていた。
「彼女は日本の友達にベトナム料理を作りたいと言っていました」とレ・アン・ハオさん(40)は語った。「 料理を通して彼女の願いを継承し、もっと多くの人にベトナムに注目してもらいたいです」
岳温泉街に新しくオープンしたベトナム料理店の前に立つハオさん。写真:福島民報
レストランは夫婦の名前にちなんで「ハオ・グエン・ショップ」と名付けられました。36歳のグエン・ティ・グエンさんと4人のスタッフが、リンさんの大好物であるフォー、バインミー、チキンライス、スムージーなど、約20種類の料理を提供しています。
娘の死後、夫婦は帰国も考えたが、「このまま帰っては娘の霊に何も言えない」と日本に残ることを決めた。
ハオさんはもともと温泉街で伝統的な旅館を開業したいと考えており、岳温泉の泉質や性質に興味を持ち、その知識を深めました。そして昨年、古い旅館を購入し、レストランとして改装することを決意しました。
「福島が安全で魅力的な場所であることを多くの人に知ってもらい、この温泉街をもっと賑やかにしたい」と氏は語った。「ベトナムには温泉がほとんどないので、ベトナムからの観光客も福島にとても興味を持つはずです」
ナット・リンさんは2017年3月24日、睦美第二小学校へ向かう途中で行方不明になった。遺体は2日後、千葉県我孫子市の溝で発見された。1ヶ月後、睦美第二小学校の保護者会会長だった渋谷容疑者が警察に逮捕された。
2022年5月12日、最高裁判所は渋谷被告の弁護側の控訴を棄却し、被告の無期懲役刑を維持した。また、検察側が求刑した死刑判決も「不当かつ法令に反する」として棄却した。
ドゥック・チュン氏(福島民報による)
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