国際通貨基金(IMF)は2月7日、中国との緊密化が進む中でモルディブに対し債務危機の危険性が高まっていると警告した。
IMFはモルディブに債務危機の危険性が高いと警告。 |
IMFはモルディブに対し、「政策を緊急に調整する」よう求めた。声明の中で、IMFは「大幅な政策変更が行われない限り、財政赤字と公的債務は引き続き増加すると予想される。モルディブは依然として対外債務危機および全体的債務危機の高いリスクにさらされている」と述べた。
モルディブは、空港の拡張やホテル数の増加など、観光振興に向けた様々な対策を講じている。IMFは、インフラ整備の推進により観光業の成長は回復すると見込まれるものの、「見通しの不確実性は依然として高く、リスクは下振れ傾向にある」と述べている。
世界銀行(WB)によると、アブドゥラ・ヤミーン前大統領の任期中、モルディブは建設プロジェクトのために中国から多額の借入を行っていた。その結果、2021年にはモルディブの対外債務総額は30億ドルを超え、その約42%を中国に負っていた。
モハメド・ムイーズ氏が昨年11月にモルディブの大統領に就任して以来、中国政府は同国への資金援助の拡大を約束している。先月の中国訪問の際、ムイーズ氏は開発資金における中国政府の「心からの支援」に感謝の意を表した。
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