エルニーニョ現象は、風のパターンの乱れを伴う自然発生する気象現象で、その結果、 太平洋東部および中部の海面温度が上昇します。
エルニーニョ現象は平均して2~7年ごとに発生し、通常は9~12か月続き、山火事、熱帯低気圧、長期の干ばつなどの異常気象を引き起こす可能性があります。
ソマリア北部の半自治地域ソマリランド、ハルゲイサ南部の町マロディジェエクスで、エルニーニョ現象による干ばつで死んだ羊の死骸の前を歩く男性。2016年4月7日。写真:ロイター
WMOの広報担当者クレア・ナリス氏は、エルニーニョ現象は12月にピークを迎え、過去最大となる5つの勢力のうちの1つになるだろうと述べた。
「今は弱まってきていますが、今後数ヶ月は明らかに世界の気候に影響を与え続けるでしょう」と、クレア・ヌリス氏はジュネーブで記者団に語った。「今後数ヶ月、3月から5月にかけては、陸地のほとんどで平年より高い気温になると予想しています。」
WMOのセレステ・サウロ事務局長は、エルニーニョ現象が最近の気温記録に影響を与えていると述べた。
「2023年6月以降、毎月気温記録が更新されており、2023年は記録上最も暑い年となりました」とサウロ氏は声明で述べた。「エルニーニョ現象もこれらの記録的な気温上昇の一因となっていますが、温室効果ガスによる温暖化が主な原因であることは明らかです。」
世界気象機関(WMO)は、3月から5月にかけてエルニーニョ現象が発生する確率は約60%、4月から6月にかけてエルニーニョ現象でもラニーニャ現象でもない中立状態が発生する確率は80%だと発表した。
世界気象機関(WMO)は、 太平洋の異常な低温を特徴とする気象パターンであるラニーニャ現象が今年後半に発生する可能性があるものの、その可能性は依然として不透明だと述べた。
マイ・アン(ロイター、CNAによる)
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