ジャカルタのVNA特派員によると、インドネシアとオーストラリアの考古学者らが、インドネシア南スラウェシ州ソッペン地域の地下で、おそらく小動物を切ったり石を彫ったりするのに使われたと思われる小さな欠けた道具を発見したという。
遺跡周辺で発見された道具や動物の歯は148万年前のものと判明した。
発見された遺物の中には、南スラウェシ島で発見された一連の石器があり、 科学者らによると、これは150万年前にアジアとオーストラリアの間の島々に住んでいた人類、つまりインドネシア東部のワラセア地域で最初に発見された人類の証拠となる可能性があるという。
2025年8月にネイチャー誌に掲載された考古学者の報告書によると、これらの発見は初期の人類の移動に関する理論を変える可能性があるという。
考古学者チームは、南スラウェシ州カリオのベルー層サブユニットB堆積地域の砂岩層で発見された石器は、スラウェシ島で報告されている人類最古の考古学的証拠よりもはるかに古い時代のものであることが、彼らの調査結果によって実証されたと述べた。
最初のウォレス期人類(ホモ・エレクトスとして知られる先史時代の人類)は、約102万年前にフィリピンのフローレス島とルソン島にのみ定住したと考えられています。これは、彼らが海を越えてさらに移動した可能性は低いためです。これは、スラウェシ島での発見が移住理論において重要であることを示しています。
「これらは、私たちホモ・サピエンスが進化するずっと以前、地球上に生きていた古代人類が作った遺物です」と、オーストラリア、クイーンズランド州にあるグリフィス大学の著名な考古学者、アダム・ブルム氏は述べた。「古代人類ホモ・エレクトスは、少なくとも100万年前、何らかの方法でアジア大陸からかなりの距離を海を越えてスラウェシ島にたどり着いたと考えられています。」
出典: https://www.vietnamplus.vn/indonesia-phat-hien-nhung-hien-vat-duoc-cho-la-cua-nguoi-vuon-lau-doi-nhat-post1055683.vnp
コメント (0)