ロイター通信によると、イランのメディアは6月3日、イラン海軍のシャフラム・イラニ司令官の発言を引用し、同国はサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、カタール、イラク、パキスタン、インドと海軍同盟を結ぶだろうと報じた。
2021年、オマーン湾での軍事演習中にイランの軍艦がミサイルを発射した。
「この地域の国々は今や、協力して取り組むことによってのみ地域の安全を確保できると認識している」とイラニ氏は述べ、同盟は間もなく結成されるだろうと付け加えたが、その枠組みがどのようなものになるかは明らかにしなかった。
イランは最近、多くの湾岸アラブ諸国との関係改善に努めている。3月には、イランとサウジアラビアは中国の仲介による合意の下、7年間続いた敵対関係に終止符を打った。両国は、地域における安定と経済協力の必要性を強調した。
UAEは、2年前にイランの主要なライバルであるイスラエルとの国交正常化協定に署名していたにもかかわらず、昨年イランとの正式な国交を回復した。イランとサウジアラビアの新たな関係構築は、イスラエルによるイランの外交的孤立化の試みを弱めたと言われている。
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海軍連合結成に関するイラン司令官の発表に対して関係者がどのように反応するかはまだ明らかではない。
UAE 外務省は先日、米国が主導し、バーレーンの米軍基地に本部を置く34カ国からなる統合海上部隊(JMF)からの撤退を発表した。この同盟は紅海とペルシャ湾におけるテロと海賊行為と戦うために設立された。UAEは、自国の安全保障上のニーズを再評価した結果、この決定を下したと説明した。
アルジャジーラによると、この決定は地域の地政学的状況にとって極めて重要な転換点となり、海洋安全保障に関する国際協力の力学を変えることになるという。
一部の専門家は、UAEは米国が地域の安全保障スポンサーとしての役割を果たしていないことに不満を募らせており、UAEとその他の関係国は国益にかなうよう安全保障協力関係を拡大・多様化せざるを得なくなっていると指摘している。
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