ポリティコ(米国)は6月9日、ロシア軍がウクライナ軍(VSU)の反撃を撃退することに成功したと報じた。
ウクライナで破壊されたドイツ製レオパルト2A6戦車(左端)とアメリカ製ブラッドレー歩兵戦闘車(右端)と思われる画像。(出典:Twitter) |
同紙は、ウクライナに寄贈されたレオパルド戦車を映したツイッター上の画像を引用し、おそらく反撃に参加したとみられると報じた。さらにポリティコは、ソーシャルメディア上で拡散している複数の動画に、アメリカ製ブラッドレー歩兵戦闘車が破壊される様子が映っていると指摘した。
記事の著者は次のようにコメントしている。「インターネット上に公開されている、破壊されたり放棄されたりした装甲車両の多数の画像は、ウクライナの反撃が相当な抵抗に遭ったことを示している。これは作戦のごく初期段階に過ぎない。機械化戦争はウクライナにとって容易ではないだろう。ロシアは反撃を撃退することにほぼ成功した。」
同日早朝、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナ軍が反撃で甚大な損害を被ったと述べた。ロシア軍のウェブサイトによると、ウクライナはここ数日間で兵士3,700人、戦車52両(レオパルト2戦車8両を含む)、フランス軍AMX-10戦車3両、装甲車両207両、軍用車両134台、航空機5機、ヘリコプター2機、火砲48門、無人機53機を失ったという。
同日、テレグラムチャンネル「ヤシノヴァタヤ、最前線のドンバス」は、ロシア軍が、自称ドネツク人民共和国(DPR)のヴェリコノヴォセルコフスキー地区ノヴォドネツコエ集落で、ウクライナ軍の攻撃を撃退し、現在ウクライナ軍(VSU)で使用されているフランス製のAMX-10RC装輪戦車2両を鹵獲したと報じた。
現場にいたロシア軍兵士によると、このタイプの装輪戦車は装甲偵察車に近いとのことだ。現在、この2両は無傷で、弾薬も満載で、完全な状態にある。ロシア内務省特殊作戦旅団(OBON)の兵士たちは、装輪戦車に加え、携帯電話監視ステーションも押収し、無人航空機(UAV)を検知・識別・制御している。
一方、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、定例演説で、今後の反撃や現地の紛争状況については直接言及しなかったものの、「我が軍の兵士の皆さん、特に困難な地域で日々戦っている皆さん、皆さんの英雄的行為を目の当たりにしています。私たちは皆さんに毎分感謝しています」と強調した。
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