トン氏に、QĐND新聞の収集はいつから始まったのか、そして今では創刊当初から現在までのQĐND新聞のほぼ全号という「財産」を所有しているという話を聞きました。トン氏はこう語りました。「1980年代初頭、私が子供だった頃、家はハノイの中心部にあり、毎朝父に新聞を買いに行かされました。QĐND新聞では、軍事に関する情報や写真を読むのが大好きでした。さらに、QĐND新聞に掲載されたニュースや記事は、歴史から政治、軍事、国際、文化問題に至るまで、記者によって非常に鋭く分析されていました。」トン氏はQĐND新聞をアーカイブ化する必要性をかなり早くから認識しており、1990年代初頭にはQĐND新聞に小さな「図書館」コーナーがありました。
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家族が収集し保管している人民軍新聞を手に持つトラン・タン・トゥン氏。 |
人民軍新聞収集への情熱は、人民軍新聞のジャーナリストで殉教者の一人であるジャーナリストで詩人のタム・タム(本名グエン・トゥアン・チン)の孫娘、グエン・ミ・トランさんとトゥン氏が出会ってから燃え上がった。殉教者タム・タムの家族の中で、詩人タム・タムの一人息子であるトゥン氏の義父、グエン・トゥアン・コア氏は、常に父親の墓と作品を探し求めていた。家族との旅の途中で、トゥン氏は祖父の同志や仲間に会う機会があり、それ以来、人民軍新聞コレクションは、初期の新聞や、詩人でジャーナリストのタム・タムが単独で、あるいは他の作家と共同で印刷した作品で、ますます密度が高くなっていった。
董氏は次のように述べた。「私はコミュニケーションの仕事柄、海外出張が数多くありました。ヨーロッパ諸国に行った時期もありましたが、どこへ行ってもまず博物館や図書館、アーカイブを訪れて学び、タム・タム氏の貴重な作品に出会うことがありました。ヨーロッパで仕事をしていた時、友人からアメリカにタム・タム氏の詩を収集しているコレクターがいると聞き、そのアメリカ人学者に写真撮影の許可を求めました。すると、QĐND新聞の前身である『ヴェ・クォック・クアン』という新聞が数多くあり、タム・タム氏の作品が掲載されていました。例えば、1948年7月27日発行の『ヴェ・クォック・クアン』には、私たち家族が収集した表紙にタム・タム氏が描いたイラストが掲載されていました。現在までに、ベトナム国立図書館、フランス国立図書館、その他多くの団体や個人の協力を得て、200点以上の作品を集めることができたので、私たち家族はとても幸せです。」彼の作品は様々なジャンルにわたります。短編小説、詩、長編小説、戯曲、スケッチ…それに加えて、過去75年間に発行された人民軍新聞のほぼすべての号を収集しています。
「人民軍新聞社編集局があるファンディンフン7番地を訪れるたびに、家族一同、心から敬意と誇りを感じています。新聞社の伝統室に入り、祖父タムタムと殉教したジャーナリストたちの記念館での写真、そしてベトナム人民軍のジャーナリスト兵士の貴重な伝統に貢献した写真、文書、遺品を目にするたびに。最近、人民軍新聞社から、 ディエンビエンフー戦線で直接発行された人民軍新聞33号をまとめた冊子をいただき、大変嬉しく思いました。この新聞は、わが軍と人民の輝かしい勝利を記念するものです」とトゥン氏は語った。
出典: https://www.qdnd.vn/van-hoa/doi-song/nhung-to-bao-quan-doi-nhan-dan-o-gia-dinh-nha-bao-tham-tam-882644
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