インド・バンガロールの市場でサトウキビが売られている。(出典:AFP) |
雨不足によりサトウキビの収穫量が減少する中、インドによるこの措置は7年ぶりとなる。
インドが世界市場から姿を消すことで、砂糖が数年ぶりの高値で取引されているニューヨークとロンドンの基準価格が上昇する公算が大きく、世界の食品市場でインフレが進むリスクへの懸念が高まっている。
政府筋によると、インド政府は国内の砂糖需要を満たし、余剰サトウキビからエタノールを生産することを主な目標としている。来シーズンには、インドは輸出割当量を満たすだけの砂糖が不足する可能性が高い。
インドは、前シーズンに企業に過去最高の1110万トンの販売を許可したが、9月30日までの今シーズンは製糖所に610万トンのみの砂糖輸出を許可した。
インドは2016年に海外での販売を抑制するため砂糖輸出に20%の税金を課した。
インド気象局によると、インドの砂糖総生産量の半分以上を占めるマハラシュトラ州とカルナタカ州のサトウキビ主要栽培地域では、今年の降雨量が例年より最大50%少ないという。
さらに、不規則で散発的な雨により、2023~2024年の砂糖生産量も減少し、2024~2025年の作付け量も減少するだろう。
インドの砂糖生産量は2023~2024年に3.3%減少し、3170万トンになると予想されている。
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