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最近、米国とイランは、湾岸地域の緊張緩和、テヘランの核計画の抑制、イラン国内に拘束されている米国人問題の解決に向けた解決策を探るため、秘密裏に協議を行っている。
イランの最高指導者アヤトラ・アリー・ハメネイ師が核施設の模型のプレゼンテーションを聞いている。写真:アジアニュース |
これは、両国間の外交ルートが再び繋がったことを示す動きである。イランと米国は、度々停滞している2015年の核合意(包括的共同行動計画(JCPOA)としても知られる)の復活を待つのではなく、非公式な短期合意を目指すことを最近の交渉の目標としている。
カタール大学湾岸研究センター所長のマフジューブ・ズウェイリ氏は、両国が非公式協議を行っているという事実は、ジョー・バイデン大統領政権が特に来年の大統領選挙を控えて「イランに譲歩」する意欲が低いことを示唆していると述べた。したがって、短期的な合意は双方にとって有益であり、状況を緩和するだろう。
暫定合意は議会の承認を必要としないため、特に共和党議員からの強い反対に遭う可能性が高い。一方で、合意は米国とその欧州同盟国がイランに対する更なる制裁決議の推進を控える助けとなる可能性もある。イランは、人道目的にのみ使用できる制裁免除措置を利用して、米国が数十億ドル規模の凍結資産を解放することを期待できるかもしれない。
米国がイランの経済資産に対する部分的な凍結解除に同意した場合、3人のイラン系アメリカ人も解放される可能性がある。今週初めにイラン中央銀行総裁がドーハに到着したことは、カタールがこのプロセスを促進することに関与する可能性があることを示唆している。
この会談のニュースは、米国がイランの現在のウラン濃縮レベルに満足している兆候がある中で伝えられた。
ニューヨーク・タイムズによると、米国はイランに対し、ウランの純度を60%以上に濃縮しないよう要求している。イランは、米国が包括的共同行動計画(JCPOA)から離脱して以来、核活動を強化しており、これは合意違反ではないと主張している。
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