6月6日現在のガソリン価格:サウジアラビアの決定を受けて上昇。(出典:ゲッティイメージズ) |
世界最大の原油輸出国サウジアラビアが、市場の下落を引き起こしている「逆風」に対処するため、2023年7月からさらに日量100万バレルの生産を削減すると約束したことを受け、6月5日の取引で世界の原油価格が上昇した。
ブレント原油先物は、前日高値の78.73ドルを付けた後、取引終了時に58セント上昇し、1バレル76.71ドルとなった。米国産ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油も、日中高値の75.06ドルを付けた後、41セント上昇し、1バレル72.15ドルとなった。
サウジアラビアのエネルギー省は、同国の原油生産量は5月の1日あたり約1000万バレルから7月には1日あたり約900万バレルに減少すると発表した。
これは近年で最大の自主的な減産であり、石油輸出国機構(OPEC)と主要非OPEC産油国(OPECプラス)間のより広範な合意の一環である。この計画の目的は、2024年に供給を制限し、価格を押し上げることである。
国際エネルギー機関(IEA)のファティ・ビロル事務局長は、OPECプラスの新たな合意を受けて原油価格が上昇する可能性が急激に高まったと述べた。
OPECプラスは世界の原油の約40%を生産しており、生産目標を合計で日量366万バレル削減した。これは世界需要の3.6%に相当する。
ゴールドマン・サックスのアナリストによると、OPECプラスの生産協定は原油価格を緩やかに押し上げている。サウジアラビアが日量900万バレルの生産量をどれだけ長く維持できるかによって、12月渡しのブレント原油価格は1バレルあたり1ドルから6ドル上昇する可能性があると彼らは述べている。
ゴールドマン・サックスのアナリストらは、貯蔵庫から原油を引き出すのには時間がかかり、市場がすでにこの減産に一定の可能性を置いている可能性があるため、今回のサウジの減産による市場への直接的な影響は小さい可能性があると付け加えた。
6月6日のガソリンの国内小売価格は次のとおりです。
E5 RON 92ガソリンは1リットルあたり20,878 VND以下です。 RON 95ガソリンは1リットルあたり22,015 VND以下です。 ディーゼル油は1リットルあたり17,943 VND以下。 灯油は1リットルあたり17,771VND以下。 燃料油は14,883 VND/kg以下。 |
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