ハウ・ナウ(1994年生まれ、本名グエン・ミン・ゴック、ハノイ国立経済大学卒業)は、 『雲の上で』に先立ち、童話ジャンルの長編小説『美しい猫』 (キム・ドン出版社、2022年)を発表しています。ハウ・ナウによる滑らかな文体と魅力的な語り口で綴られる『雲の上で』は、若い読者を夢のような文学の冒険へと誘い、温かく誠実な友情を体験させてくれます。

本作は、猫の「サン氏」と雀の「クリ」が、人生の意味を求めて第三の町から珊瑚海岸へと冒険する物語です。騎士になる夢を抱く雀は、生まれ故郷の蛍の森を離れようとしましたが、不運にも人間の罠に落ちてしまいます。第三の町に住む謎めいた黒猫の「サン氏」が、クリを罠から救い出します。そこから二人は、第三の町から紅葉の森を抜け珊瑚海岸へと、一生に一度の冒険を始めます。
『ひまわりの口笛』(ひまわりのこえ)は、カオ・ヴァン・クエン(1988年ゲアン省生まれ、現在はハノイ在住)による短編集です。22編の意義深い短編小説は、子どもたちの個性を育み、自己認識を育むのに役立ちます。それぞれの物語には独自のメッセージが込められていますが、共通する精神、つまり「よく生き、優しく生き、愛することを知る」という精神に溶け込んでいます。シンプルで明快な文章と愛らしいイラストが特徴の『ひまわりの口笛』(ひまわりのこえ)は、子どもたちの豊かな想像力を刺激し、読書習慣の習得、語彙力の向上、そして作文の練習に役立ちます。

この絵本は、子どもたちを美しい自然へと誘います。子どもたちは、自分を信じること、自立した思考を身につけること、違いを尊重すること、悲しみを受け入れて乗り越えることを学びます。そして何よりも、この絵本は、子どもたち自身と周囲の人々との良好な関係を築くための基盤となる、心の知能を育みます。
『雲の上で』と『ひまわりの口笛 太陽に逆らって』は、どちらもトレ・パブリッシング・ハウスの「児童文学」シリーズの一部です。このシリーズは優れた作品を紹介することで、若い読者が様々な文学的表現に触れ、文体や言葉の使い方を学び、想像力を広げ、言語への愛を深め、全国各地の生活や文化への理解を深めるのに役立ちます。
出典: https://www.sggp.org.vn/hai-tac-pham-dong-thoai-dac-sac-danh-cho-thieu-nhi-post818044.html
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