NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は9月30日、キエフに対する最近の厳しい発言にもかかわらず、ポーランドとスロバキア両国が次の選挙後も引き続きウクライナを支持すると確信していると述べた。
NATO事務総長イエンス・ストルテンベルグ氏は、2023年10月1日、ウクライナのキエフで、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との共同記者会見に出席した。(出典:ロイター) |
ポーランドでは10月15日に新たな議会選挙が予定されている。同国は先週、ウクライナへの新たな兵器の供給には同意せず、代わりに備蓄の再構築に注力すると発表した。
これまでウクライナの最も忠実な同盟国の一つと考えられてきたポーランドの今回の動きは、ウクライナからポーランドへの穀物輸入をめぐる紛争を受けてのもので、ワルシャワは、それがポーランドの農民の利益を害するとして禁輸措置を取った。
「ウクライナとポーランドは、ウクライナへの軍事支援に悪影響を与えることなく、これらの問題を解決する道を見つけるだろうと期待し、信じている」とストルテンベルグ氏はデンマークのコペンハーゲンで記者団に語った。
NATO加盟国でありウクライナの忠実な同盟国でもあるスロバキアは、ミグ29戦闘機やS300防空システムを含む軍事装備を東の隣国ウクライナに送った。
しかし、9月30日の総選挙を前に世論調査でトップに立つ野党指導者、元スロバキア首相ロベルト・フィツォ氏は、ウクライナに対するこのような軍事支援を停止すると約束した。
NATOのストルテンベルグ事務総長は、スロバキアで予定されている早期選挙に言及し、スロバキアの新政権が誰を率いるかに関わらず、ウクライナへの支援は継続されると述べた。「スロバキアの新政権が誰になるかに関わらず、我々はNATOの会合を継続し、ウクライナ紛争勃発以来、毎回の選挙後に行ってきたように、支援を継続する方法を見つけることができると確信しています」とストルテンベルグ事務総長は述べた。
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