米国と英国は4月13日から金属取引所とデリバティブ取引におけるロシア産金属の取引を制限している。
アルミニウム、銅、ニッケルを含むロシア産金属は、ロンドン金属取引所とシカゴ商品取引所での取引が禁止される。これは、2月にG7が「ロシアの金属収入を削減する」と誓約したことを受けた措置だ。
ロシアはアルミニウム、鉄鋼、チタンなどの金属の主要輸出国であり、過去2年間で400億ドルの輸出額を記録した。英米の当局者は、今回の禁輸措置は消費者や製造業者にほとんど影響を与えないと述べている。
ロシアのサヤノゴルスク郊外の工場で生産されるアルミコイル。写真:ロイター
ジャネット・イエレン米財務長官は「この措置を的確かつ責任ある形で実施することで、ロシアの歳入を削減するとともに、パートナーや同盟国を予期せぬ結果から守ることができる」と述べた。
ロシアのアナトリー・アントノフ駐米大使は、今回の措置は「非合理的かつ政治的な措置」であり、必ずや裏目に出るだろうと述べた。また、米国は同盟国に制裁に参加させようとすることで「世界市場の不均衡を招いている」と述べた。
ウクライナ紛争以降、米国とEUはロシアのエリート層と主要銀行に制裁を課し、ロシア中央銀行の海外資産を凍結した。米国と英国はロシアの金、ガス、ダイヤモンドにも制裁を課した。
ロシアは、西側諸国による制裁への対応と対外貿易の多様化に向けた措置を継続する。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、中国の王毅外相と、新興経済国グループBRICSと上海協力機構の枠組みにおける協力計画について協議したと述べた。
ピエンアン( AP通信、RTによる)
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