インドのスタートアップ企業 Minus Zero は、自律走行の公共交通機関車両「zPod」を開発しています。
zPodのロードテスト。 動画:マイナスゼロ
zPodはインド初の自動運転車とされ、Minus Zero社が開発した人工知能(AI)を搭載しています。つまり、彼らはzPodに自動運転を教えるAIソフトウェアを開発したのです。Design Boomが12月12日に報じたところによると、彼らは脳の働きから得た主要なコンピューティング能力を備えたAIを開発しました。
Minus ZeroのAIソフトウェアは、人間の脳がニューロンを用いて情報を処理する方法に着想を得ています。このAIは、脳が問題を処理する方法をシミュレートしようと試み、それがzPodの学習、行動認知、適応、エピソード記憶、そして意思決定に貢献します。研究チームによると、脳ベースのAI設計により、自動運転車は、コンピューターアルゴリズムに完全に依存するのではなく、どこでどのように運転するか、路上の障害物や事故をどのように回避するか、路上の問題にどのように対処するかを自ら判断できるようになります。Minus Zeroは2023年8月、zPodの路上テストと乗客の自動乗車を開始する予定です。
マイナスゼロは、AIソフトウェアをベースに、zPod自動運転車に搭載されているシステム「True Vision Autonomy」を開発しました。このシステムは拡張性に優れているだけでなく、様々な状況に対応します。zPodは自動運転を行うために、センサーではなくカメラを用いて道路や周囲の状況を観察・把握します。ソフトウェアとハードウェアの両方を含むこの自律システムはリアルタイムで動作するように設計されており、zPodは自動運転中に迅速な判断を下すことができます。マイナスゼロによると、この技術は安全性、特に緊急時における安全性を重視し、乗員が危険にさらされないように配慮しています。
zPodにはナビゲーション用のGPSシステムも内蔵されています。カメラが周囲の環境をスキャンすることで、車両は360度の画像を撮影し、前進を続けるか、他の車両を通過させるために停止するかを予測します。カメラがリアルタイムで画像を撮影し、周囲の状況を評価すると、その画像はシートに搭載されたコンピューターシステムによって処理されます。
Minus Zeroによると、車載処理システムは2つあり、アクティブシステムは車両を完全に自動運転し、バックアップシステムは路上での故障やエンジントラブルが発生した場合に判断を下す。zPodは、快適なシートの両側に向かい合って座れる4人の乗客を収容できる。
アン・カン( Design Boomによる)
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