地域当局によると、乗客303人のうち276人がインドに帰国し、残りの25人がフランスに亡命を求めた。フランスに上陸した乗客には、生後21か月の乳児と保護者のいない未成年者数人が含まれていた。
2023年12月25日、フランスのヴァトリー空港から帰国の飛行機に搭乗するインド人乗客。写真:AP
パリ検察当局によると、他の2人の乗客は当初人身売買捜査の一環として拘束されていたが、月曜日に出廷後に釈放された。裁判官は彼らを事件の「補助証人」に指定した。
レジェンド航空のA340型機は木曜日、UAEからニカラグアへ向かう途中、給油のためヴァトリー空港に立ち寄ったが、人身売買の被害者を乗せている可能性があるとの匿名の密告により警察によって飛行禁止となった。
乗客の最終目的地はアメリカである可能性が指摘されている。今年、メキシコとアメリカの国境を越えるインド人の数が急増しているからだ。フランス当局は、この飛行の本来の目的を突き止めようとしており、事件の捜査を開始した。
ヴァトリー空港はここ数日間、警察によって封鎖されている。地元当局、 医療従事者、ボランティアらは、空港内に閉じ込められた子どもたちにベビーベッドを設置し、定期的な食事とシャワーの提供を確保している。
日曜日には、裁判官、弁護士、通訳が空港に到着し、今後の対応を決めるための緊急審問が開かれ、空港は仮の法廷と化した。
インド大使館は、インド人の帰国を保障してくれたフランス当局に対し、Xサイト上で感謝の意を表した。地方検察官のアニック・ブラウン氏は、フランス当局はクリスマス期間を通じて、乗客のフランス出国手続きの整備を進めてきたと述べた。
レジェンド航空の弁護士リリアナ・バカヨコ氏は、ニカラグアへの「ツアー」に料金を支払ったため、インドへの帰国を希望しない乗客もいると述べた。同航空会社は人身売買への関与を否定している。
ニカラグアは入国要件が緩く、ビザ免除政策も取られているため、貧困や紛争から逃れる人々が他国へ向かう際の通過地点として選ばれることが多い。
ブイ・フイ(AP通信、ロイター通信)
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