ウォール・ストリート・ジャーナルは6月29日、オーストリアの情報機関筋の話として、過去2年間でオーストリアに駐在するロシア政府職員の数は500人以上に増加しており、その大部分が諜報員であると報じた。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、欧州と米国の諜報機関がウィーンが現在ロシアの秘密作戦の拠点になっていると考えていると報じている。(出典:ゲッティ) |
同紙によると、オーストリアの首都は欧州におけるロシアの主要な諜報拠点となっており、モスクワのエージェントが西側諸国に対する特別作戦を計画・実行しているという。
記事は、欧州と米国の諜報機関がウィーンを、暗殺、破壊活動、欧州全域でのスパイ募集のための資金や兵站支援、産業スパイ活動、影響力行使工作などを含むロシアの秘密作戦の拠点と評価していると指摘している。
オーストリア内務省報道官は、オーストリアがロシアの情報活動の標的となっていることを情報機関は認識していると述べた。オーストリアの特殊部隊は、既存の法の枠組みの中で脅威に対抗しようとしている。
ウィーンに拠点を置くロシアの特殊部隊の代表者が、ポーランドからウクライナへの西側諸国の武器供給を追跡する活動の募集と資金調達を支援している疑いがある。
ウォール・ストリート・ジャーナルはまた、ロシアのヘリコプターをウクライナ情報機関に引き渡してスペインに滞在していたロシアのMi-8 軍用ヘリコプターのパイロット、マクシム・クズミノフを暗殺する作戦がウィーンで準備されたと主張した。
ロシアは、欧州全域の重要インフラやその他の活動を攻撃・監視するために、民間人、犯罪者、ハッカー、私立探偵を雇用し、スパイ網を拡大していると言われている。
オーストリアの情報機関によれば、ロシアは多額の現金を陸路で近隣諸国に送金しており、その送金は警察が確認できない外交文書の形でヨーロッパ各地に渡っているという。
現在、欧州連合(EU)諸国は、ロシアの外交官が自国を離れて仕事をすることを禁止するというチェコの提案を検討している。
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出典: https://baoquocte.vn/bao-my-to-ao-la-trung-tam-tinh-bao-lon-cua-nga-o-chau-au-276915.html
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