新たに発見された場所には高さ10~15メートルの熱水噴出孔が集まっており、多くの動物種が生息している。
科学者たちは、海底に4階建ての建物ほどの高さの熱水噴出孔群を発見した。写真: ROV SuBastian/Schmidt Ocean Institute
12月1日、ライブサイエンス誌が報じたところによると、30日間の海上調査中に、研究船ファルコール号に乗船した科学者らが、エクアドルのガラパゴス諸島付近で、4階建てのビルの高さに匹敵する長さ600メートルの熱水噴出孔を発見した。シュミット海洋研究所によると、この噴出孔はロス・ウエジョス東海底火山の西端に位置しているという。
研究チームは2台の高解像度機器を用いて、新たに発見された海域を驚くほど詳細にマッピングしました。この海域には、海底から10~15メートルの高さまで隆起し、高温の流体を噴出する熱水噴出孔が集中しています。周囲の海底には、このような海域でこれまで確認されていない15種を含む、多様な生物が生息しています。その中には、進化の過程でほぼ変化していない、小型のカサガイのような軟体動物である単板類も含まれています。
「これらの非常に詳細な地図は、最先端の技術を用いて作成されました。地図がカバーする範囲の広さと、明らかになる海底の複雑さは驚異的です」と、シュミット海洋研究所のジョティカ・ヴィルマニ事務局長は述べています。
探検中、ファルコル(も)は、2018年にガラパゴス諸島近海で発見された熱水噴出孔域にある、 シロエイ( Bathyraja spinosissima )の産卵場にも戻りました。ここは、地球上でシロエイが産卵していることが確認されているわずか2か所のうちの1か所です。もう1か所は2023年7月にカナダ沖で発見され、最大100万匹のアカエイがいると推定されています。
研究チームはまた、地球上で初めて発見され、1977年に地図が作成された熱水噴出孔地域、ガラパゴス地溝帯に位置するローズガーデンを再調査しました。ファルコル(トゥー)チームはローズガーデンを3センチメートルの解像度で地図化しました。また、熱水活動の経時的な変化を理解するために、ソナー画像(音波を画像に変換する技術)も作成しました。
Thu Thao ( Live Scienceによると)
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