フランスのダニール・メドベージェフは、11月2日に行われたパリ・マスターズの第2ラウンド、約3時間に及んだ試合でグリゴール・ディミトロフに3-6、7-6(4)、6-7(2)で敗れた。
第2セット5-5でラケットをコートに投げつけたメドベージェフは、センターコートの観客からブーイングを浴びた。ベンチに戻り、プレーを中断し、ファンを黙らせるために口元に手を当て、観客を挑発し続けた。主審のルノー・リヒテンシュタインは、サーブが遅れたとしてメドベージェフに警告を与えた。
メドベージェフは11月1日、アコーアリーナのセンターコートでブーイングを受けた後、観客に反応した。写真:ユーロスポーツ
メドベージェフは棄権を回避するため、試合に復帰せざるを得なかった。第2セットはタイブレークで勝利したものの、同じセットの最終セットを落とした。コートを去る際、ロシア人選手はパリの観客から再びブーイングを浴び、観客に向かって中指を立てて応戦した。
試合後、メドベージェフは自身の醜い行為について問われると、「ただ爪をチェックしていただけだ」と答えた。「パリの素晴らしい観客の前で、なぜそんなことをしなければならないんだ?」
メドベージェフはこれまで、アメリカとフランスの観客に対して強い反応を示してきた。パリの観客はATPツアーで最悪だったかと問われると、メドベージェフは、新型コロナウイルスのパンデミック下での2020年の優勝が証明しているように、コートにファンがいない方がプレーが良かったとだけ答えた。「フランス人の友人はたくさんいるけど、彼らはこの大会をあまり好きじゃないみたい」と27歳のメドベージェフは付け加えた。「何か理由があるのかもしれないね」
ディミトロフとの試合で、メドベージェフは観客からの大きなプレッシャーにさらされた。観客の拍手がまだ続く中でサーブを打とうとしたが、対戦相手のディミトロフは準備ができていなかったため、メドベージェフはサーブをやり直さなければならなかった。観客はブーイングを始め、メドベージェフは苛立ちを募らせた。第3セットでは47タッチのラリーを含む6つのマッチポイントをしのいだものの、ディミトロフとの対戦で3連勝を止めた。
ディミトロフは11月1日、パリ・マスターズでメドベージェフに勝利した際、バックハンドを打った。写真: ATP
ディミトロフは先週、ATP500ウィーン・オープンの2回戦でメドベージェフに敗れた。10月には、ブルガリア出身のディミトロフが上海マスターズの4回戦でカルロス・アルカラスを破った。アルカラスとメドベージェフが敗退したため、パリ・マスターズのトップ3シードにはノバク・ジョコビッチだけが残っている。
2時間54分の試合で48本のウィナーを放ったディミトロフは、3回戦でアレクサンダー・ブブリクと対戦することになった。32歳のブブリクはパリ・マスターズで準決勝まで進出したが、2017年のATPファイナルズで優勝して以来、タイトルを獲得していない。
ヴィ・アン
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