日経アジア紙は8月9日、「ベトナム、日本のバナナ市場シェアを独占」と題する記事を掲載し、フィリピンからの輸入品の優位性が低下するにつれ、日本の消費者が食料品店でベトナム産バナナを目にすることが増えていると伝えた。
日本の貿易統計によると、2024年のベトナムからのバナナ輸入量は3万3000トンに増加し、2019年に比べて約14倍に増加し、ベトナムの日本からの輸入市場シェアは0.2%から3.2%に増加した。
2025年7月、東京地区へのベトナム産バナナの輸出量は前年同期比で2倍以上に増加した。
総輸入量から見ればまだ小さな割合ではあるが、これまで大部分を占めていたフィリピンからのバナナ輸入と比べれば画期的な進歩となる可能性がある。
「ベトナム産バナナが市場に頻繁に出回っています」と、東京・大田市場の青果卸売業者は語った。彼が初めてベトナム産バナナの箱を見たのは2023年頃だった。
ベトナム産バナナの出荷量は現在、フィリピン産とエクアドル産に次ぐ規模となっている。ある貿易会社によると、この増加は低価格と高品質が相まって実現したという。
ベトナムの養殖コストは、フィリピンなどの主要生産国に比べて低くなっています。さらに、メキシコやエクアドルといったラテンアメリカの供給国に比べて、ベトナムは日本に比較的近いため、輸送コストも安価です。
東京近郊のスーパーマーケットチェーンは2年前からサンプル販売を開始し、ベトナム産バナナを購入している客が増えていることに気づいたと、従業員は話した。別のスーパーマーケットチェーンでは、ベトナム産バナナの価格をフィリピン産バナナより約10%安くしている。
日本とベトナムは環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)の加盟国であるため、ベトナムから輸入されるバナナに対する日本の関税は現在5.4%となっている。
この税金は段階的に減額され、2028年には完全に廃止される予定です。これにより、ベトナムのバナナは価格面でさらなる優位性を得る可能性があります。
出典: https://www.vietnamplus.vn/nikkei-asia-chuoi-viet-nam-dang-co-loi-the-tai-thi-truong-nhat-ban-post1054752.vnp
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