この南米の国は年間124%のインフレに直面しており、貧困率が40%を超え、来月の総選挙で有権者が急進政党を支持するリスクが高まっている。
アルゼンチン、ブエノスアイレスのプラザ・デ・マヨで、失業者がキャンプを張り、抗議活動を行っている。写真:ロイター
カサ・ロサダ大統領官邸に隣接する中央広場で食べ物を買うために長い列に並んでいたエリカ・マヤさん(45)は、現在の為替レートで4ドル相当の段ボールを集める仕事に一日中従事しても、3,000〜4,000ペソしか稼げないと語った。
「そのお金で何するの?何もないわ」と6人の子供の母親は言った。「ここの方が快適だし、食べ物も美味しい。お腹いっぱいで幸せな気分で家に帰れるのよ」
迫り来る景気後退と外貨準備高の減少に苦しむアルゼンチンでは、2023年上半期の貧困率が40.1%(約1200万人)に上昇したと公式データが水曜日に発表した。これは昨年末の39%超から上昇したことになる。
「アルゼンチンの貧困率は人口の40%だと推定しています」とカトリック大学社会債務観測所のエドゥアルド・ドンサ氏は語った。
「生産と雇用創出を目的とした、合意に基づいた政府の政策が必要です。そうでなければ、この状況から抜け出す可能性はほぼゼロです」とドンザ氏は付け加えた。
多くのアルゼンチン人は、生計を立てるため、低収入を補うために非公式の仕事に就いている。
「家族と娘を養うために、トルティーヤを売るしかなかったんです」と、ブエノスアイレス郊外でトルティーヤを焼きながら、30歳のディエゴ・オルティスさんは語った。「今は仕事を見つけるのがとても難しいので、家族を養うためにトルティーヤを売っているんです」
マイ・アン(ロイター、CNAによる)
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