私が学校を卒業し、ホーチミン市で働くことを選んでから10年以上が経ちましたが、母は今でも愛情のこもったコーヒーの包みなど、田舎からたくさんのものを心を込めて送ってくれます。
昔を思い出します。田舎での生活はまだ大変で、母はいつも朝から晩まで畑や庭で忙しく働いていました。それでも、私が夜遅くまで勉強し、眠気を覚ますためにコーヒーが必要なことを知っていた母は、今でも定期的にコーヒーを送ってくれていました。
母は、健康に影響するので夜更かししないように気をつけるようにと私に注意するだけでなく、眠気覚ましにコーヒーを飲む場合は、何事もやり過ぎはよくないので、適度に飲み、乱用しないようにともアドバイスしてくれました。
母が丁寧に包んでくれたコーヒーの袋を開けるたびに、一つ一つに書かれた説明を見て、涙が溢れ、母のことが本当にかわいそうに思えました。母は読み書きができなかったため、近所の孫に書いてもらったのです。
著者であり母親。写真:VO THI BICH NGOC
私が故郷に帰ってからバスに乗って市内に向かうたびに、母が私のリュックサックに入れてルームメイトに渡してくれた故郷からの贈り物の中には、必ずコーヒーの箱が入っていました。
夜遅くまで勉強したり、朝早く起きて、香り高いコーヒーを淹れて、煙の残る一杯を味わうたびに、一生懸命働く母の姿が思い出されます。情熱的な一滴一滴を味わうと、まるで母がそばにいて、優しく慰めてくれているような気がします。
お母さん、この世であなたほど私を理解し、愛してくれる人はいません。家から遠く離れていても、あなたが送ってくれるコーヒーのおかげで、私と家族の絆はいつも強いのです。
その味は、故郷を遠く離れた子供の心に触れ、より一層努力し、より一層の精神的な励みを与えてくれました。人生の道をしっかりと歩むための力を与えてくれた母に、心から感謝しています。
( Nguoi Lao Dong新聞が主催する2024年「ベトナムのコーヒーと紅茶を称える」プログラムにおける「ベトナムのコーヒーと紅茶の印象」コンテストへの第2回エントリー)。
グラフィック:CHI PHAN
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