2月5日、リチャード・ヴァーマ米国務副長官はパプアニューギニア(PNG)に対し、中国による安全保障条約締結の提案を拒否するよう求めた。
中国はパプアニューギニアと米国の安全保障関係に「介入」しようとしている。(出典:Gzeromedia) |
「中国の防衛や投資へのコミットメントには大きな代償が伴うことは承知しています。それがパプアニューギニアに伝えたいことです」と、ヴァーマ副大臣はシドニー・モーニング・ヘラルド紙の最新インタビューで述べたとロイター通信が報じた。
米国とその同盟国オーストラリアは数十年にわたり太平洋に拠点を置いてきたが、中国もこの地域での影響力の拡大を目指しており、2022年にはソロモン諸島と安全保障条約を締結している。
先週、パプアニューギニアのジャスティン・トカチェンコ外相は、同国が近いうちに中国と安全保障協定の可能性について協議に入ると述べた。
同氏によると、中国は2023年9月にパプアニューギニアに対し、警察部隊への訓練、装備支援、監視技術支援の申し出を行った。双方の交渉は現在も継続中である。
しかし、パプアニューギニアは北京の提案に同意していないと断言しながらも、この提案がオーストラリアと米国が提案した安全保障・政策支援と類似しているかどうかを評価するとしており、キャンベラおよびワシントンとの防衛・安全保障関係を危険にさらすようなことはしないと誓約した。
トカチェンコ外相は、「現段階では、我々は北京と経済・貿易分野でのみ協力している。中国はパプアニューギニアにとって最大の貿易相手国の一つだ」と断言した。
[広告2]
ソース
コメント (0)