ロイター通信によると、米国大使館職員の避難はハイチの不安定化の最新の兆候であり、ハイチではギャングの暴力により政府が転覆の危機に瀕しており、何千人もの人々が家を追われている。
2023年7月、ハイチの首都ポルトープランスの米国大使館前
米南方軍(SOUTHCOM)は3月10日の声明で、大使館から不要不急の職員を退避させたと発表した。「大使館への職員の空輸は、世界各地で大使館の警備を強化するための標準的な運用手順に沿ったものであり、 軍用機にはハイチ人は搭乗していなかった」とSOUTHCOMは述べた。
ハイチの米国大使館は、大使館周辺と空港付近でのギャングの暴力が増加したため、 国務省は職員を避難させるためヘリコプターを派遣せざるを得なかったと述べ、大使館は引き続き開いていると指摘した。
選挙を行わずに大統領代行を務めるアリエル・ヘンリー首相が治安維持のため国際部隊を派遣する合意を求めてケニアに滞在していたところ、暴動が激化し、ハイチは先週末、非常事態を宣言した。
ケニアは昨年、部隊を率いると発表したが、国内の法的紛争により任務は妨げられている。
犯罪組織のボスが権力掌握を狙う、ハイチが非常事態宣言
米国務省は3月9日、アントニー・ブリンケン国務長官がケニアのウィリアム・ルート大統領とハイチ危機について協議し、両者は秩序回復のため国連支援の多国籍軍を派遣する決意を強調したと発表した。
SOUTHCOMは、米国は引き続き上記の方針に尽力しており、ハイチにおける自由かつ公正な選挙を通じて平和的な政権移行を推進していくと強調した。
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