(CLO)1月20日に行われたドナルド・トランプ米大統領の就任式は、寒さのため閉鎖された空間で行われた。しかし、第47代大統領の任期を記念するこの式典における異例の出来事はこれだけではなかった。
宣誓の際に聖書に触れるという伝統を破る
この式典は、トランプ氏が聖書を用いて宣誓するという伝統を破ったことで幕を開けた。メラニア夫人はトランプ氏の隣に立ち、トランプ家の聖書とリンカーン聖書という2冊の聖書を手にしていた。しかし、トランプ氏は聖書に触れる儀式を省略し、右手だけを挙げて宣誓した。
就任宣誓を行うトランプ氏。写真:X/ホワイトハウス
「投げキス」がネットで話題に
このイベントでは、メラニア夫人のつば広帽子が二人のキスを阻むという予期せぬ瞬間も記録された。トランプ氏は誤ってメラニア夫人の帽子に頭を触れてしまい、二人は手をつないだまま投げキスを交わす羽目になった。
この瞬間はソーシャルメディアで瞬く間に拡散し、多くのユーモラスなコメントが寄せられた。あるユーザーは「メラニア夫人の帽子には明らかに目的があった。トランプ氏が望んでいたキスを阻止したのだ」とコメントした。
つばの広い帽子のせいで、二人はキスできなかった。スクリーンショット
旧政権への批判
トランプ氏は演説で、ノースカロライナ州のハリケーン・ヘレンやロサンゼルスの山火事といった自然災害への対応の不手際をバイデン政権に厳しく批判した。前政権は国内の危機への対応を怠り、海外の壊滅的な事態にも巻き込まれたと指摘した。
「我が国の政府は単純な国内危機にも対処できない」とトランプ氏は述べ、最近の災害への対応能力のなさを示唆した。
式典に出席したジョー・バイデン前大統領とカマラ・ハリス副大統領は、トランプ氏が前政権を繰り返し批判したことに不快感を示した。
トランプ氏の「アメリカの衰退」や「過激で腐敗した体制」への攻撃にもバイデン氏は苦笑いしたが、ハリス氏は冷静さを保っていた。
ドナルド・トランプ大統領が演説する。写真:X/ホワイトハウス
トランプ氏はまた、ペンシルベニア州で暗殺未遂事件を生き延びたことを振り返り、それは運命に守られた証だと主張した。「私が最も誇りに思うのは、 平和と団結の守護者となることです」とトランプ氏は宣言し、自分が神に選ばれ「アメリカを再び偉大にする」特別な歴史上の人物であると確信した。
金融エリートの収束
就任式には、イーロン・マスク、ジェフ・ベゾス、マーク・ザッカーバーグ、サンダー・ピチャイ、ティム・クックといったシリコンバレーの億万長者が一堂に会した。彼らの出席は、金と権力の関係がますます明確になっていることを浮き彫りにした。
しかし、このイベントには、2017年のトランプ大統領の最初の就任式に出席したミシェル・オバマ前大統領夫人やナンシー・ペロシ前下院議長など、著名な出席者もいなかった。
トランプ氏は演説の最後に、 政治の「武器化」を終わらせると誓った。「正義の天秤は再び均衡を取り戻すだろう」と断言し、国家権力を用いて政治的反対者を抑圧しないと約束した。
ゴック・アイン氏(AFP、WSJによる)
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出典: https://www.congluan.vn/nhung-dieu-dac-biet-trong-le-nham-chuc-cua-ong-donald-trump-post331323.html
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