ウクライナ大統領は、爆弾シェルターが間に合わず3人が死亡した事件で、キエフなどの都市の当局が「怠慢」だったと批判した。
6月1日、首都キエフ北東のデスニャンスキー地区にある避難所の外でロケット弾の破片により3人が死亡した。9歳の少女とその母親も含まれていた。もう1人の犠牲者の夫によると、警報が鳴った後、避難所のドアは閉まっていたという。外では人々が長時間ノックしていたにもかかわらずだ。
「地方自治体の極めて重要な任務は、避難所が常に住民にとってアクセスしやすい状態にあるようにすることです。この任務の不履行とそれに伴う犠牲者を見るのは、胸が張り裂ける思いです」と、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は6月2日に述べた。
ゼレンスキー大統領は、キエフ市長のビタリ・クリチコ氏や他の地元当局者の名前を挙げて批判することは避けた。しかし、人々が防空壕に入れない状況については、キエフ市当局にもある程度の責任があると述べた。
6月1日に3人が死亡したミサイル破片の現場にいるキエフ市長ビタリ・クリチコ氏(左から2人目)。写真:ガーディアン
ゼレンスキー氏の発言後、クリチコ市長は「これは両党間の共通かつ公正な責任だ」と応じ、ウクライナ大統領が首都キエフの地区レベルの職員を直接任命したと述べた。これらの職員の10人中9人はゼレンスキー氏の人民奉仕者党に所属している。
クリチコ市長は、キエフ当局が防空壕の外で発生した3人の死亡事件を調査すると述べた。市長は、警察がキエフの防空壕の閉鎖状況を確認するため巡回すると述べ、防空壕の資金は6月末までに枯渇するだろうと訴えた。
キエフ軍報道官のセルヒー・ポプコ大佐は、3人の犠牲者より前に防空壕に入った者がいた可能性があると述べた。「緊急対応部隊によると、爆発後、救助隊が防空壕から数人を救出したという。それより前に到着した者もいた可能性がある」とポプコ大佐は述べた。
ロシアは最近、ミサイルと無人航空機(UAV)を用いたウクライナ軍の拠点とキエフの防空拠点への夜間攻撃を強化している。過去1週間の空爆の大部分はキエフで民間人の死傷者を出していないものの、物的損害はある程度発生している。
ロシア・ウクライナ戦場の状況。画像: WP
グエン・ティエン(ガーディアン紙による)
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