ロシアのエネルギー資源の利用を完全に放棄したリトアニアは、二度とロシアからエネルギー資源を購入することはないだろう。
上記の声明は、4月10日にビリニュスで開催されたエネルギー安全保障問題に関する国際フォーラムで、リトアニアのギタナス・ナウセダ大統領によってなされた。
「2022年にロシアからのガス、石油、電力の輸入を停止したリトアニアは、二度とこのような状況には戻らないでしょう。理論的には、このような状況は想像もできません」とナウゼダ氏は述べた。
バルト三国の指導者によれば、当時ヨーロッパではロシアのエネルギー資源なしでは西側諸国は生き残れないとの意見が出ていたという。
「また冬が終わった。我々はまだ生きていて、元気だ」とナウゼダ氏は語り、欧州のエネルギー安全保障はグリーンエネルギーに基づくべきだと主張した。
「手頃な価格でグリーンエネルギーを生産・供給することで、エネルギー安全保障はより確実に確保される。それが私たちが目指すべきことだ」とリトアニア大統領は述べた。
リトアニア、ラトビア、エストニアからなるバルト三国は、ロシア・ウクライナ紛争においてキエフの最も熱心な支持者であり、モスクワに対する制裁に関しては最も強硬な姿勢を示し、ロシアのエネルギー供給からの離脱に関しては最も断固とした決意を持っている。
クレムリンがウクライナで軍事作戦を開始して以来、バルト海地域はロシアからの化石燃料の輸入を停止しているが、電力システムの安定維持は依然として隣国ロシアに依存している。
昨年4月、リトアニアは、モスクワとの最後の電力供給を遮断する能力を評価し、欧州の電力供給網への移行の準備状況をテストするため、ロシアの電力供給網から初めてテスト的に切断を実施した。
ミン・ドゥック(TASS、ブルームバーグによる)
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