アナリストらは、インド首相のような指導者からの支持を得ることが、ウクライナのG7サミット参加の重要な原動力になる可能性があると指摘している。
インドのナレンドラ・モディ首相とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、5月20日、日本の広島で開催されたG7サミットの傍らで会談した。(出典:Twitter) |
5月20日午後、インドのナレンドラ・モディ首相は、日本の広島で開催された主要7カ国(G7)首脳会議の傍らで、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。
これは、ロシアが2022年2月24日にウクライナで軍事作戦を開始して以来、両首脳の初の対面会談となる。
会談でモディ首相はウクライナの指導者に対し、インド政府は紛争の解決策を見つけるために努力すると保証した。
モディ首相は「ウクライナ紛争は世界中にさまざまな影響を及ぼしている」こと、そして「人類の問題である」ことを強調し、「インドと私は個人的に、紛争を終わらせるために解決策を見つけるためにできることは何でもするつもりだ」と誓った。
その後、インドの指導者はゼレンスキー大統領との会談についてツイッターで共有し、インド政府はウクライナ紛争の解決に向けた対話と外交を支持し、「ウクライナ国民への人道支援を拡大し続ける」と明言した。
一方、ゼレンスキー大統領はインドに対しキエフの和平交渉への参加を呼びかけ、両首脳は地雷除去や野戦病院などウクライナのニーズについても協議したと述べている。
これは、ロシア・ウクライナ紛争勃発以来、ナレンドラ・モディ首相とウォロディミル・ゼレンスキー大統領の初の対面会談となる。(出典:Twitter) |
インドはこれまでロシア・ウクライナ紛争において中立的な立場を維持してきた。インドはウクライナに人道支援を送ったものの、モスクワに対する制裁には参加していない。西側諸国がロシアのエネルギーへの依存を減らそうとする中、インドは引き続き魅力的な価格でロシア産石油を購入している。
昨年9月、ウズベキスタンで開催された上海協力機構(SCO)首脳会議の合間にプーチン大統領と直接会談した際、モディ首相は「平和への道に進む」必要性について語った。
当時、これは紛争が長引く中でインド政府が焦りを感じている表れと見られていた。
しかし数カ月後、インドの指導者は、クレムリンを明確に非難したり、ロシアにウクライナからの軍撤退を要求したりすることを控え、慎重な姿勢を貫いているように見えた。
過去1年間、モディ首相自身がゼレンスキー大統領と数回電話で話し合っており、直近では12月に、インドの指導者は紛争解決のために「敵対行為の停止」と「対話」を求める呼びかけを改めて行った。
これはロシア・ウクライナ紛争勃発以来、モディ首相とゼレンスキー氏の初の対面会談となる。
アナリストらは、ウクライナ首脳がG7サミットのために日本の広島を電撃訪問した主な動機は、モディ氏のような指導者からの支持や理解を得ることだったのかもしれないと指摘する。
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