ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は10月13日の声明で、西側諸国がウクライナに提供した武器の一部が、ハマスを含む過激派武装集団の手に渡ったと述べた。これはウクライナ軍に存在する腐敗と関連している。
上記の声明は、キルギスタンで開かれた独立国家共同体(CIS)首脳会議の傍らでプーチン大統領によってなされたものである。
「ウクライナの腐敗は誰もが知っている。武器の闇市場には買い手が不足しておらず、ウクライナ国内の売り手にも不足していない」とプーチン大統領は述べ、西側諸国によるウクライナへの武器援助の一部が中東やアフリカに流れていることを指摘した。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領。(写真:スプートニク)
プーチン氏によれば、条件が許せば、ウクライナ軍将校らはロシアに武器を売却する用意があるという。
アメリカとその同盟国がウクライナに送った武器をハマスが使用しているという問題は、ロシア安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長によって初めて提起され、同副議長はこれらの武器がイスラエル南部に対するハマスの襲撃で使用されたとも述べた。
これに対し、ウクライナの情報機関は、ロシアがウクライナで押収した西側諸国の武器を「偽旗作戦」でハマスに送り、ウクライナ軍の信用を失墜させようとしたと非難した。
一方、イスラエルはメドベージェフ首相の兵器に関する主張を肯定も否定もしなかったが、ハマスによる攻撃へのロシアの関与を否定した。
10月7日、ハマスはイスラエルに向けて数千発のロケット弾を発射し、その後、近隣のイスラエル人入植地や町々を攻撃した。イスラエル当局は、この奇襲攻撃で1,300人以上が死亡したと発表した。そのわずか翌日、テルアビブはガザ地区におけるハマスへの「宣戦布告」で反撃した。
プーチン大統領は、激化する紛争について、イスラエルは前例のない攻撃に直面しているが、ガザ地区への対応は不要だと指摘した。
プーチン氏はまた、モスクワはイスラエルと「非常に良好な関係」を保っており、パレスチナとも伝統的な絆があるため、「ロシアが平和の仲介役として良い役割を果たせることに誰も疑うべきではない」として、ロシアに仲介役を務めるよう提案した。
トラ・カーン(出典: russian.rt.com)
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