中国国家発展改革委員会(NDRC)は11月24日、価格上昇のため備蓄用に豚肉を追加購入すると発表した。
中国の経済政策決定機関である国家発展改革委員会(NDRC)は、今年3度目となる豚肉備蓄の購入を発表した。豚肉は中国の主食である。
この動きは、中国国家統計局の最新統計で豚肉価格が下落傾向にあることが示されたことを受けて行われた。11月前半だけでも豚肉価格は0.7%下落した。
海南省(中国)の倉庫で豚肉を並べる従業員たち。写真:新華社
7月に国家発展改革委員会(NDRC)が豚肉備蓄の追加購入を発表したことを受けて、豚肉価格は急騰した。しかし、8月初旬には再び下落した。NDRCは昨日、公式ソーシャルメディアページで発表した声明で、関連機関と共に豚肉の購入と備蓄を開始し、価格を適正水準に戻すと述べた。
中国では、今年の豚肉価格は供給過剰と需要低迷により下落圧力にさらされている。国内の何百万もの養豚農家は、いまだ利益を上げられていない。豚肉の消費は通常、年末の多くのイベントや祭りのため、冬季に増加する。しかし、アナリストたちは需要が予想よりも弱い可能性があると懸念している。
豚肉価格の下落は、中国のデフレへの転落とも密接に関連している。中国国家統計局(NBS)は11月9日、10月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比0.2%低下したと発表した。肉類価格は10月に17.9%下落したが、これは主に豚肉価格の30.1%下落によるものだ。
デフレとは、一定期間にわたる商品やサービスの価格の持続的かつ大規模な下落と定義されます。これは経済にとって好ましいことではありません。消費者や企業がさらなる価格下落を期待して支出を先延ばしにすると、経済活動が停滞してしまうからです。
ハ・トゥ(新華社、ブルームバーグ)
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