「国防施設及び軍区の管理及び保護に関する法律」は、国防施設及び軍区の録画、撮影、記録、サイバー空間での映像の配信を厳しく禁止している。
11月24日午後、 国会は国防施設及び軍事地域の管理及び保護に関する法案を、国会議員470名(賛成率95.14%)の賛成投票により正式に可決した。同法案は全6章全34条から構成される。
国防プロジェクトとは、祖国防衛のための軍事、国防、国防活動に利用するために既存の建築物、物体、地形、自然地形、または建設もしくは改修されたものである。軍区とは、地上、地下、水面、水中、空中の境界線で限定され、専ら軍事目的のために設置および定められた区域である。同法第18条は、制限区域に出入りする任務を負う人および車両は、主務官庁が定めた書類を携帯し、許可された任務のみを遂行し、治安部隊の検査および指導を受けなければならないと規定している。主務官庁の承認を得た場合を除き、国防プロジェクトおよび軍区に関して、録音、録画、調査、測量、位置測定、記録、説明、投稿、マスメディアやサイバースペースへの掲載は許可されない。 
国会議員らは法案可決に賛成票を投じた。写真:QĐND 国会が同法を可決する前に、国会国防安全保障委員会のレ・タン・トイ委員長は、禁止区域、保護区域、国防施設及び軍区の安全帯、弾薬庫の安全帯、技術安全通路、軍用アンテナシステムに禁止行為を追加するよう求める意見があったと述べた。国会常任委員会は、法案第8条は全ての場合に禁止行為を規定しているのに対し、第18条は行ってはならない行為(または所管官庁の許可を得た場合に条件付きで行ってはならない行為)を規定しており、両条の内容は異なると指摘した。国防施設及び特別グループ軍区の保護区域においては、保護区域内に居住する個人及び世帯は、農林漁業及び製塩活動に従事することができるが、自然地形を改変することは認められていない。特別グループ国防施設及び軍区の安全帯においては、森林資源、鉱物、建設資材の採取、観光地の開設・拡張、社会経済発展のための投資プロジェクトは、 国防省の書面による同意を得なければならない。外国投資家及び外国投資資本を有する経済組織の投資プロジェクトは、内閣総理大臣が決定する。
ベトナムネット
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