アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領率いる政権は、「緊縮財政」政策の実施に非常に厳格である。(出典:ロイター) |
カプト氏は自身のソーシャルメディアアカウント「X」で、アルゼンチンが1月に財政赤字を計上しなかったのは2011年以来初めてだと発表し、 政府は「緊縮」政策について交渉しないことを改めて明言した。
カプト氏は昨年12月に大統領に就任して以来、予算が枯渇しているためアルゼンチンは国家予算支出を削減しなければならないと繰り返し強調している。
ハビエル・ミレイ大統領も、アルゼンチン経済の現在の困難な状況において、財政赤字を最小限に抑えることが極めて重要であると強調し、この前向きな兆候についてコメントした。
アルゼンチン国立統計調査研究所(INDEC)は以前、同国の2024年1月の消費者物価指数が前月比20.6%上昇し、2023年12月に記録された25.5%上昇よりも低いと発表した。
アルゼンチン大統領報道官マヌエル・アドルニ氏によれば、これは同国のインフレ率が「鎮静化」の兆しを見せていることの表れだという。
ミレイ大統領率いる政府は、予算支出を削減する取り組みの一環として、労働契約を更新せず、公務員数千人を解雇し、生活必需品への補助金を削減し、公共交通機関や燃料への補助金、さらには多くの社会保障や公衆衛生サービスも廃止した。
この削減は労働組合、社会団体、労働者からの強い反対に直面している。
しかし、アルゼンチン政府は「緊縮財政」政策の実施に固執しており、この問題に関して野党と「交渉するつもりはない」と主張している。
先週、ミレイ大統領率いる政府は、ラテンアメリカ第3位の経済大国を再建するため、経済を市場の自由に向けて最大限に開放し、マクロ経済運営における国家の規制的役割と影響力を減らすことを目的とした「衝撃的な」改革政策パッケージであるバス法案を下院で可決させることに失敗した。
自由党(LLA)のミレイ政権は、下院257議席中38議席、上院72議席中7議席で議会では少数派を占めており、政令に基づいて国を運営すると主張している。
しかし、アルゼンチンの世論によれば、政府は現在、国の運営に政治家の支持を求めるために与党連合を結成すべく議会で他政党と交渉中だという。
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