ロシアは、ハリコフにあるウクライナ第32機械化旅団の集結地点とみられる地域をイスカンデル弾道ミサイルが攻撃する映像を公開した。
ロシア国防省は3月30日、ハリコフ州におけるウクライナ第32機械化旅団の位置を特定し、戦闘力を回復させたと発表した。正確な時間と場所は明らかにされていないが、地理的比較データから、攻撃の標的はロシア国境から約50km離れたチュグエフ市付近であったことが示された。
ロシア軍は、「無人機の乗組員が司令部に座標を送信した直後に攻撃実行の決定が下された。イスカンデル戦術弾道ミサイル2発が目標を完全に破壊した」と述べた。
3月30日に公開されたビデオでは、ロシアのイスカンデルミサイルが第32ウクライナ旅団の基地とみられる地域を攻撃している。ビデオ:ズヴェズダ
ロシア国防テレビが公開した映像には、森の真ん中にキャンプと複数の車両が映っている。キャンプの中央と森の一部で2つの大きな炎が噴出し、一連の火災を引き起こした。この事件による死傷者数や設備の被害状況は不明である。
ロシア国防省は同日、3月23日から30日にかけて、ジルコンやキンジャール極超音速ミサイルなど、多くの種類の高精度長距離兵器を使用して、ウクライナに対して大規模な襲撃と57回の協調攻撃を実施したと発表した。
「標的は防衛産業企業、ウクライナ軍と諜報機関の意思決定機関、無人自爆艇の製造工場、弾薬庫、ガソリンスタンド、防空・エネルギーインフラ、そしてウクライナ特殊部隊と外国人傭兵の基地だった。一連の空襲により設定された要件が達成され、指定された標的は全て攻撃された」と同通信社は述べた。
ウクライナ当局はこの情報についてコメントしていない。
ロシアとウクライナの戦争状況。画像: WP
2023年初頭に創設される第32旅団は、NATOが夏の大規模反攻作戦への参加に向けて訓練中のウクライナ9個旅団の一つである。同部隊は、チェコ製のT-72EA主力戦車10両と米国製のMaxxPro対地雷装甲車90両を装備する予定である。
しかし、第32旅団はその後、T-64BV戦車と旧式のM113装甲車のみを装備し、ザポリージャとドネツクでのウクライナの主力反撃に参加せず、ルガンスク戦線に展開し、その後後方に撤退した。
ヴ・アン(フォーブス、ズベズダによる)
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)