クレムリンは6月15日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領によるウクライナとの新たな安全保障体制と和平交渉の提案に対し、西側諸国は非建設的な反応を示したと述べた。
プーチン大統領は、ウクライナ紛争終結に向けた和平交渉の条件を提示した。(出典:TASS) |
ロシアの通信社によると、プーチン大統領の提案に対する公式の反応があったかとの質問に対し、クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は「公式の反応や公式声明はたくさんあるが、建設的ではない」と答えた。
6月14日、イタリアで開催されたウクライナ和平会議に先立ち、プーチン大統領はウクライナとの和平交渉開始に向けたロシアの前提条件を提示した。その中には、キエフが北大西洋条約機構(NATO)加盟の野望を放棄し、モスクワが領有権を主張しているウクライナの4州を引き渡すことに同意することが含まれていた。同時に、平和的解決に関する基本的合意を国際条約に明記する必要があり、ロシアに対する制裁の解除も解決に含まれる必要がある。プーチン大統領はまた、ロシアは紛争の一時停止ではなく、紛争の完全な終結に合意するために交渉しているのだと明言した。
プーチン大統領によれば、ロシアは状況の変化により、以前とは全く異なる和平提案を提出しているが、西側諸国とキエフが拒否し続ければ、責任を問われることになるだろう。
一方、G7サミットに出席するためイタリアに到着したウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、スカイTG24テレビのインタビューに応じ、「これらのメッセージは最後通牒だ。これまでの最後通牒と何ら変わりはない」と述べた。
NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は、「これは誠意に基づいた提案ではない」とし、「この提案はロシアが自らの目的を達成することを意味するだけだ」と述べた。また、米国のロイド・オースティン国防長官は、6月14日にベルギーのブリュッセルで開催されたNATO首脳会議の閉幕時に、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にはウクライナに対し、平和回復のために何をすべきかを指示する権利はないと述べた。
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出典: https://baoquocte.vn/nga-len-an-cach-phuong-tay-phan-ung-voi-de-xuat-cua-tong-thong-putin-ve-ukraine-275152.html
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